エルカスティージョ
チチェンイツァーのシンボル的存在のピラミッド。高さ25mの頂にはククルカン神殿がある。このエルカスティージョは、マヤの暦に基づいて設計されたもの。4面に付けられた91段の階段をすべて足すと364段となり、頂上の神殿を1段として数えた365段で、1年の日数となっている。さらにこのピラミッドには驚くべきからくりが仕組まれていてる。北側の階段下にしつらえられたククルカン(羽毛の蛇)の蛇頭からピラミッドの頂に向かってできる、階段横のテラス状の基壇の影が、春分の日と秋分の日、まるで大蛇そのものとなって姿を現すのだ!