成田 >> アトランタ >> メキシコシティ 12.18

メキシコシティ 12.19

メキシコシティ >> メリダ >>
ウシュマル  12.20

メリダ >> チチェンイツァー >> 
ビジャエルモサ 12.21

ビジャエルモサ >> パレンケ>> 12.22

パレンケ 12.23

パレンケ >> メキシコシティ >>
ビラ・カマチョ 12.24

エルタヒン >> パパントラ >>
ベラクルス 12.25

ベラクルス >> トラコタルパン >>
オアハカ 12.26

オアハカ >> ミトラ >> プエブラ 12.27

プエブラ >> タスコ 12.28

タスコ >> ケレタロ 12.29

ケレタロ >> グアナファト 12.30

グアナファト >>
サンミゲル・デ・アジェンデ 12.31

サンミゲル・デ・アジェンデ 1.1

サンミゲル・デ・アジェンデ >>
テオティワカン >> メキシコシティ 1.2

メキシコシティ 1.3

メキシコシティ >>
アトランタ 1.4

アトランタ >>
成田 1.6
台風ウルマの影響で
エアラインもガタガタ
アトランタ空港で
乗り換え
地下鉄はアブナイと
ウワサや忠告いっぱい
着いてさっそく
タコスにテキーラ!
'05年10月カンクンを破壊した超大型台風ウルマ。その影響が私たちの旅に及ぶとは考えてもみなかった。12月に入って帰りの便が欠航になったと連絡あり。手持ちの航空券はメキシコシティin、カンクンout。急遽帰途を変更しての旅立ち。
アトランタはメキシコ入りのための経由地。行きは数時間後の乗り継ぎ、帰りはただ寝るだけに街に行くことになっている。乗り換えのために米国に税金を払うのも、1泊の宿代を払うのも、メキシコに行くためのリスクよね〜。
国際空港から街まで、これまで一番安かったのは中国・昆明の市バス1人1元=約15円。シティの地下鉄は堂々の2位! で、1人2ペソ=24円。エスカレーターがないとか、ちょっとコワイ〜なんて、気合いと気迫と細心の注意で却下。
夜の到着、治安も心配で第1夜の宿は予約済み。荷物を運んだポーターにチップを渡すも、コインはナシだよな〜と持ち合わせの最低紙幣20ペソ=240円(!)を渡してしまう。ぼんやりした安ホテルのポーターに! 地下鉄に10回乗れます。
市場へ繰り出し
地元味の朝ごはん
歩け歩けで旧市街を
一日中歩き回る
この写真とはまったく
関係ありませんが…
ガリバルディ広場で
マリアッチ見物
サンファン市場で指差し注文の朝食。スプーンでざっくりすくい取ったアボガドが澄んだスープにたくさん入っていて、びっくり&おいしい! ここのサルサベルデがメキシコ中で一番おいしかった! 辛さ控えめですっごくさわやかな味。
早くメキシコに慣れるため、ズンズン歩いては店をのぞいて生活の感じ、匂いをかぎまくる。写真はだだっ広〜いソカロ。この四角い中央広場に面して、フリーダ・カーロの夫リベラの壁画がある国立宮殿や、メトロポリタンカテドラルがある。
夕べホテルに着いてすぐ、屋台でタコス、コンビニでテキーラとビールを買った。テイクアウト(to go!)のタコスには赤と緑、2種類のサルサをたっぷり付けてくれる。瓶ビールは瓶代を前金で取られるけれど、瓶を返せば缶より安い!
時差のせいで眠いです。ちょっと仮眠した後ムリして起きて、マリアッチ見物に出発。この広場、治安のよくない場所にあるそうで、ココロをグッと引き締め、歩調も固く向かいました。やや寒いせいか、人出が少なめで盛り上りはイマイチ。
霧でずっと待ちぼうけ
一体いつ飛ぶんじゃ!?
時間を節約したい
欲張り旅にレンタカー
当初の予定通り
ウシュマル遺跡へ
閉園時間間近で
静かなウシュマル
シティに2晩泊まって、ユカタン州の州都メリダへ2時間のフライトで向かう。肌寒いシティから一気に南国のはずが、霧のせいで空港に足止め。えらく待たされ、やっと表示された搭乗口もコロコロ変わり、空港内は大勢の人が右往左往。
目的地を効率的に巡るには、自分たちのペースで動けるレンタカーがいちばん。軽自動車サイズを空港で借りるのは予約済み。返却はメリダの市内営業所と決めた。2日で1万3,182円はちょっと高いと思うけど、時は金なりってコトよね。
目指せ!ウシュマル。飛行機は遅れたけれど、なんとか行けそう。でもメキシコの道、思っていたより走りづらい! だって標識がリードしてくれないよ〜。大枚はたいて手に入れた地図もあてにできない。ちょっと大変な旅になりそうだ〜。
遺跡上部に登り、ウシュマル遺跡一帯を覆うジャングルを見下ろす。風が渡る音だけの静寂。とても遠いと思い続けていた場所に、こんなにも簡単に来てしまった。そしてあまりにキレイに整備されていて拍子抜け。蚊よけスプレーの出番は?
ここが憧れの地
チチェンイツァー
戦士の神殿に
チャクモール
現代と変わらない!
古代マヤの天文台
クリスマス休暇
大移動のあおり直撃
行きはヨイヨイ帰りがコワイ。登りは振り向かずに上がったんだね、でも降りるときは…。チチェンイツァーのシンボル的大神殿、エルメスカスティージョ(別名ククルカン神殿)の頂上。お父さんがなだめてもすかしてもボクは泣き叫ぶばかり。
神に供物を運ぶ使者チャクモール像は、仰向けになったお腹に生け贄の心臓を載せるお皿を抱いている。トルテカ文明の影響が濃い時代に栄えたとされるチチェンイツァでは、生け贄を決める球戯も盛んで、頻繁に神に命を捧げていたトカ。
5世紀半ば〜7世紀に作られたというカラコル(=天文台)は、一見してそれと分かる形。マヤの人たちは月や太陽、星の運行を観測して驚くほど正確なカレンダーを作り、政や農耕に用いて暮らしていたトカ。賢かったんだね〜。
メリダには2泊の予定。2日目の昼前に明日発パレンケ行きバスの切符を買いに行くと空席なし。あるのは遠回りして目的地に近づくその日の深夜出発(!)の夜行バス。宿泊を急遽キャンセルして乗ることに。予定より早くレンタカーも返却。
乗ってるバスが追突
事故を起こしたって!?
パレンケの町は居心地
のいいベースキャンプ
さっそく洗濯洗濯
コレ長旅の当たり前
ホスピタリティも
OKのポサダ・キン
パレンケまで直行で行けるところをビジャエルモサまで行き、そこで乗り換えて改めて向かう。それが最善策だ。でも再スタートしてすぐ止まっちゃった。ぶつかったらしいけど衝撃なし。30分以上の足止めなのに乗客になんの説明もなし。
パレンケ遺跡まで車で20分足らずの所にあるこぢんまりとした町、パレンケ。安い宿がたくさんある。食料品の商店、レストランもソコソコあり、のんびりできる。まずは宿探しで1軒ずつのぞいて歩く。ポサダ・キンがいい感じ!
連泊の宿に着いたら、何はさておき洗濯。で、おろし立ての夫の長袖Tシャツ、渾身の力でぞうきん絞りしたら、でれ〜んと伸びちゃった。織りが凝ってたのよね。あーあ、似合ってたのに。肩幅広く腕の長い弟行きにソク決定。
宿は中庭を囲んだコの字型の建物。部屋の前にはベンチがあってくつろげる。もちろんかたわらにはビール! 念のために蚊取り線香も設置した。……そういえば欧米には蚊取り線香ってあるのかな? 中国では売ってたけど。
朝の空気が清々しい
パレンケ遺跡
ジャングルに埋もれた
姿を想像できる遺跡
乗り合いバスは
ワーゲンワンボックス
フォトジェニックな町
パレンケ
遺跡は8時オープン。町の早起きパン屋さんで菓子パンを買って乗り合いバスに乗り込む。1人片道10ペソ(=120円)。遺跡の入域料は1人10ペソ、入場料は1人38ペソ。ウシュマル、チチェンイツァーの約半額。お安い。
鬱蒼としたジャングルが遺跡に迫るパレンケ。イメージするマヤ遺跡に一番近い。ほかは整備されすぎて、遺跡というより公園といった趣なのだ。木の根元が屏風状になっているユニークな姿の巨木。そこでかくれんぼする子ら。かわいい。
タクシーはカブトムシだし、乗り合いバスはこの旧型ワンボックス。メキシコではワーゲンのポンコツたちがまだまだ現役で働いている。ただしシティでは、流しのカブトムシタクシーはアブナイらしく、乗らないのが身のためだそう。
建物のペイント、壁に描かれた絵や看板がとってもポップ。ぶらぶら歩きで写真を撮るのがトテモ楽しい。こんな自由な色彩の中で育っていたら、色に対するセンスがどんなによかっただろう…とつぶやいた夫どの。まさに同感です。
ビジャエルモサから
国内線でシティへ
シティの空港から
レンタカー旅再開!
シティは広い、そして
なかなか脱出できない
メキシコ湾を目指し
北東にひたすら走る
クリスマスイブ。バス便はどの線も混んでいる。メリダでそれは学習済みだから、パレンケ→ビジャエルモサ行きのバス切符はすでに入手済み。大手バス会社のADOなら全国各地オンラインで結ばれていて、どこの営業所でも買える。
日本での予約の際に数社に当たって格安を探したら、ギョッとするほど安い車があった。エイビスだから安心してそれに決定。しかし対面してみるとオンボロ。しかもタイヤはツル坊。これじゃ危険だ!と訴えると同料金で新車に。ラッキー♪
東京が広いのと同様に、メキシコの首都は広大。しかも標識がてんでダメなせいで、まったく街から抜け出せない。案内表示のこんな劣悪な国は初めてだ(怒!)。いまは不慣れだから…初めはそう思ったけれど、旅の最後まで悩まされ続けた。
高速道路の入り口表示がまったく分からない。高速道路をAutopistaと表記してない。cuotaが有料道路の通称だと気づくまで、どれだけ苦労したことか(怒! 一般道路悪路)。夜10時、峠の安宿に投宿。村はクリスマスのお祭り中。
スペインとメキシコの
スペイン語は違う
エルタヒン遺跡
開園いちばん乗り!
パパントラで偶然にも
ボラドーレス見物
アルマス広場を
見下ろす部屋に泊まる
高速道路のインターチェンジ付近の表示にLIBRE(空き)って、入口? 出口? どっち!?(怒!)。レンタカー旅がこんなにもやっかいだなんて、あり得ない!(…泣) ちなみに、TOPE=トッペはメキシコ特有の減速強要のための大段差。
壁面に365個の窓のようなくぼみ(壁がん)が付いた個性的なピラミッドが有名。まるでここにまとめて移築したかのように、古代の建造物が連立しているのが不思議な感じ。入場料1人38ペソ、入域料ナシ。朝の空気がとてもさわやか〜。
30m以上の支柱の上から、足に縄を付けて逆さ吊りになった男たちが回転しながら降りてくる。お〜、高いトコロ恐くないのね。これは先住民トトナカ人の宗教行事。その下では民族舞踏が。昼食に立ち寄った町でラッキーなサプライズ。
昼間は生い茂る木々の下で人々が憩い、夜になれば広場を囲んだカフェテリアにいくつもの楽団が繰り出し演奏を始め、踊りの輪ができる。そんなにぎわいをテラスから眺められる部屋をゲット! 歴史あるインペリアルホテルに泊まった。
大混雑の名物カフェで
お決まりのカプチーノ
トラコタルパンは
B級世界遺産だ(…泣)
砂糖大生産地、圧巻の
さとうきびトラック
オアハカは近くて遠い
ちょっとツラくなる
まるでフードコートのように広いグランカフェ・デ・ラパロキア。それでも座る場所を探す人がたくさん。運よく道に面した席に着けた。メキシコ人観光客にとってベルクルスの観光スポット的存在らしい。で、カプチーノを飲むのが定番。
『世界遺産に登録された街並み』。この文句に非常に弱い。ここはとてもへんぴな所だけれど、次なる目的地オアハカ行きの途中に強引に組み込んだのだ。で、訪ねた感想は、ベツに来なくてもヨカッタ。でも行って見なきゃ分からない…。
サトウキビを満載したオソロシク長大なトラックが列をなして行き交う異様な光景。トラックたちが目指す先には、もうもうと煙を吹き出す巨大な煙突。サトウキビをぼーぼー燃やして砂糖を作っているのだ。辺りは一面のサトウキビ畑。
ここまでの間に何度標識に迷わされたろう。とにかくあてにできないし、そもそも最後まで導いてはもらえない。だから近道を探したり、ショートカットしたりがまったく通用しない。直線距離で近いオアハカ、暗く長い山越えもあり、実はトテモ遠かった。
オアハカで初の宿難民
キツイ1日は実に長い
明らかにマヤとは違う
文明のミトラ遺跡
世界遺産の教会で
結婚式! 美しい…
山肌を覆うサボテン!
所変わればの見本
22時近くにやっとこたどり着いたオアハカ。食事もまだだし、宿も探さなきゃ! 二人とも少しヒス状態。取り急ぎタコス屋台で腹をこしらえ、開き直って宿探し。訪ねては断られ、街から離れた宿になんとか寝どころを確保。
壁の飾りが素晴らしいサポテコ人の遺跡、ミトラへ向かう。その前にミトラの市場で朝食。市場の片隅には必ず数軒の食堂があって、庶民のおいしい味にありつける。先客が食べている料理をのぞきながら、指差し注文でOKだ。
メキシコ風のバロック建築の代表とされるサントドミンゴ教会に入ってみたら、なんと結婚式の真っ最中。正面を入ったところの天井を埋め尽くす装飾、『生命の樹』が有名。ウルトラバロックの究極を見る教会だ。
アップで見ると、たぶんギョッとする。だって山肌一面に棒状のサボテンが密生してる。なんだろう、ヘアブラシみたいに。ただ真っ直ぐの棒だけならいいけど、気色悪い形のもある。この光景に、異国の土地を痛感したよ。
OH〜! きらびやか〜
メキシコバロック
一期一会だもんね!
気に入ったら購入
道端にいろんな物売り
車窓の風景はユニーク
高原の町、タスコは
フォトジェニック!
世界遺産のゴージャスな教会、アラブ風の歴史あるホテル『プロビンシア・エクスプレス』、おいしい郷土料理、陶器のおみやげ、ブラックアイドピーズのコピーCDも買っちゃって、プエブラはとても居心地のいい街だった♪
タラベラ焼きなど、陶器を扱う店がたくさんあるプエブラ。しらみつぶしに店をのぞいて、6オリエンテ通りの店で角皿などを買う。メキシコ人って値切って買い物しないのかな? 店員さんとのそういう楽しいやりとりは少なかったな。
パイナップルやバナナならわかるけど、生の魚をぶら下げてあったのにはビックリ〜! 写真はジュース屋さん。赤黄緑のタンクには、いろんな味のジュースがスタンバイ。ちょっと買う気はしないよね〜。
お昼過ぎにプエブラを出て(もちろん迷い道して)なんとか夕方前に着いたタスコ。あやうく宿難民になりかけたけど、親切なおじさんのアドバイスで、駐車場付き&部屋の作りがユニークなポサダ・サンタアニータに無事着地!
路地に入り込んで
あてもなく歩き回る
標識はあてにできない
高速道路も要気合い!
17〜18世紀の歴史的
街並みが残るケレタロ
無声映画を見るように
ストーリーを想像する
中世の街並みが残る坂の町は迷路のよう。焼きたてのトルティージャをごちそうになったり、ジャイアントコーンのスープに舌鼓! 工芸品屋台をひやかしてブラブラ歩きが楽しい。迷路を駆け抜けるのはアリンコではなく、カブトムシ!
シティのグチャメチャ高速道路(←一般道路が混じり込んでる)をパスして、目的方向に進めるのか否か! 一度現在地を見失ったら復帰できるのは奇跡的。メキシコレンタカー旅には超詳細な地図が必須! でもそんなのある〜!?
グアナファトへ向かう、途中下車の町だったけれど、さすが世界遺産の町。歩いてみればなかなかに興味深い土地だった。それに! ハンバーガーやトルティージャ、気軽なファーストフードがトテモおいしい町だったのだ〜。
セネア公園に面したホテルの部屋のテラスからは、旧市街に暮らす人々の姿がかいま見える。修道女がたたずむファーストフードショップの2階はビリヤード場(←まる見え。つまり向こうからも…)。
圧倒的な力を感じる
サンタ・ロサ聖堂
ヨーロッパみたいだ〜
1700年代建設の水道橋
いよいよグアナファト
さっそく迷い道の洗礼
感激のツアー
夜の街を練り歩く
意外にも見どころの多い町と判明。それならと予定を変えて午前中はケレタロ観光。イスラム風の外観が力強いサンタロサ聖堂。ホテルの近くのサンタクララ聖堂の祭壇には、心臓が彫刻されていた(←先住民の影響だとか)。
ケレタロのシンボル、水道橋を町はずれの丘から眺める。全長1280m、74の優雅なアーチが健在(今は使われていないけど)だ。この旅では日本人をあまりみかけなかったけど、ここの展望台に日本人カップルが1組いたっけ。
2つめの旅のハイライト、グアナファト(1つめはユカタンのマヤ遺跡)。鉱山で栄えた時代に築かれた地下水路が、現在は車が行き交う地下道として使われている。街の端からコレに入って、もうお手上げ……。
まるでハンメルの笛吹。中世スペインの学生服姿で、愛の歌を奏で街を練り歩くエストゥディアンティーナという楽団に参加者がついてゆく。幻想的な夜の街をロマンチックな歌声とともに。途中それらしく告白タイムがあったりして〜♪
観光ポイントを見たら
長居する気はあまり…
西へ行く? 東?
それとも南東へ?
大ビンゴ!!
生涯最高の大晦日だ
新年の訪れに予期せぬ
ビッグサプライズ!
独立戦争の英雄ピピラ像がある展望台(←素晴らしい眺め)、イダルゴ市場(←ファーストフードうまい!)、街の銀の富の象徴フアレス劇場、エストゥディアンティーナ、地下道。これを堪能したらOK。のんびりできる土地へ!
ずっと1泊しては移動の毎日だった。折しも12月31日。少しゆっくりしたかったし、メキシコ旅に残される時間もそろそろ少なくなってきた。ならば、どこの町へ? 悩んで検討し、向かった町は『サンミゲル・デ・アジェンデ』。
タビノカミサマがなにかしてくれたとしか思えない。サンミゲル・デ・アジェンデに着いて直ちに宿難民に。さすが31日、しかも土曜。もー最悪。宿案内所へも飛び込んだけど×。でもでも絶好の宿をタビノカミサマが用意してくれた!
宿探しで歩き回って町の様子は把握していた。でもカウントダウンのコトなんて考えてもなかったし、誰も教えてくれなかったし、聞けないし。そしたら部屋まで聞こえてきた! 教会が打ち鳴らす鐘の音が! 急いでソカロだ!
穏やかがシアワセな
2006年元旦。
OH〜! 西部劇の
映画みたいな酒場
歩き疲れたら
宿での〜んびり
夕食はボリューム満点
ソカロのハンバーガー
ぶらぶら歩きで素敵な中庭をのぞき込んでいると家主がご帰宅。「どーぞ、入っていいよ」と新年の朝の家の中を案内してくれた。おじいさん、かつてはバケーロ(←メキシコ版ロデオのカウボーイ)だったようでトロフィーがいっぱい!
なかなか決まってる好ロケーションだと思ったら、モノクロの絵ハガキになって売っていた。1杯飲ればよかったって今は思うケド、通りかかったときは朝で営業前だったのよね〜。夜、行くのを忘れっちゃったんだろうな。
わたしは絵ハガキ書き、夫どのはビールを飲んでうたた寝。静かなサンミゲル・デ・アジェンデへ来て、本当に望み通りの『旅の中の休日』ができた。この町は石畳の情緒あるコロニアルの街並みだけれど、目立った観光スポットはナイ。
メキシコご飯は、屋台やファーストフードショップが本当においしくて、旅の経過と共にちゃんとしたレストランで食べる回数が減ってしまった。この屋台ハンバーガー、生のハンバーグを焼くところから調理して1個23ペソ=276円!
あきらめようとした
テオティワカン
この広大さは、どの
遺跡も比較にならない
どうして…! いつ!?
大切に乗ってたのに 
新作音楽CD、人気映画
DVDのコピーが屋台に
ホントに、本当にイヤになって「もういい!」と叫んだ。何がって道! 朝5時前にサンミゲル・デ・アジェンデを出て、予定では8時前に着くはずが…! たどり着くまでにいくつの難関を突破したことか! もーメキシコ道サイテー。
あきらめなくて本当によかった。行けてよかった。見てよかった。ピラミッドに登ってよかった。もしテオティワカンを歩かなかったら、一生後悔するところだった。入場料は1人45ペソ、駐車場が30ペソ。入域料はなし。
やっぱり迷ってシティに戻り、ホテルに荷物をぶち込み、約束の時間にレンタカー屋さんに。セーフ! ところがだ、このホイルキャップ見て〜。いつどこで割れたのか、まったく覚えがない。テオティワカンでいたずらされた〜?
コピーものが平然と売られているのはアジアだけと思っていた。それだってマレーシアでももう買えない。ところがアメリカのお隣でこうも堂々と…! CDは20ペソ=240円、DVDはいろいろで25ペソくらいから。
シティに戻って
昼も夜もタコス三昧
分かりやすくて
安くて、地下鉄は便利
メキシコ旅で外せない
国立人類学博物館
最後の夜にビンゴ!
かわいそーな夫どの
タコスは本当においしい〜! そしてトテモ安い。1個3〜5ペソ=36〜60円だったりするわけで、3個も食べればお腹いっぱい。さくっと手軽に食べられる、このB級メニューにすっかり魅了されてしまった♪
なにしろ安い。1回均一2ペソ=24円。乗り換え自由。とても分かりやすい案内表示。どうして道路の標識もこうできないのかな! どうしてこの知恵を道路に使えないのかな! 道のことを思うとイキナリ暗澹とした気分になる。
写真は『太陽の石』と呼ばれるアステカ・カレンダー。ここにはパレンケのパカル王の棺や、テオティワカンなどのさまざまな遺跡から出土した貴重な発掘品が展示されている。けっこう広いから覚悟して行かないとね。
超ウマのタコス屋台が深夜も開いているのを見つけて買いに走った。ところが調理人が昼間と違う。その数時間後から、夫どのはトイレットと親しい関係になってしまった。だから翌朝、ハガキを出しに郵便局まで一人散歩。
どうしたわけか
ビジネスクラス
アトランタ空港
わけわかんない!
ローズボウルのライブ
見られ、夫どの感激!
おみやげを広げるのは
いつも楽しい♪
なにがどうしたのか、メキシコシティから米アトランタまでのフライトはビジネス。へぇ〜、陶器の食器で順番にコース料理が出てくるんだ〜。カトラリーもプラじゃないよぉ。お酒も飲み放題。夫どの、午後のフライトでよかったね。
メキシコ旅の問題は米国経由。アメリカでも遊べるトランジットならいいけれど、へんな時刻の12時間じゃ食事もままならず寝るだけ。しかも空港で荷物が行方不明。見つかったらバッグは破損、高い税金取られて宿代払って、もー最低。
すっかりくさった気分の我々にタビノカミサマからプレゼント! ロスと5時間の時差があるアトランタ。リアルタイムでローズボウルをTV観戦できたのだ。元アメフトマンの夫どの、冷たいハンバガーに毒づきながら大コーフン!
今回もいろいろ買って参りました。タコスのソース、サルサ缶のなんと安かったこと! そしてスゴクおいしい。もっとたくさん買ってくればよかった。こうして並べると、悩んだアレも買ってくればよかったなーっていつも思うのよね。