ミトラの壁
まるでテキスタイルを見るような幾何学模様があちこちの壁一面に施されている。さま
ざまなデザインは、大地や空などの自然や、宗教的なシンボルなどがモチーフ。小さく切った石を組み合わせ、モザイクのようにはめ込んである。
これまで見てきたマヤ遺跡とはガラリと雰囲気が変わったミトラの遺跡。そう思うのはピラミッドがないからだけれど、もともとないのか、遺っていないのかは不明。ミトラは9〜12世紀に栄え、サポテコ人やミステコ人の宗教の中心的な場所だったらしい。遺跡は広範囲に広がっているけれど、石柱のグループというエリアに見どころは集中している。

そして見るべきは壁。石のモザイクの美しさ、その芸術的センスの素晴らしさに感動。

地下墳墓も見学できる。薄暗いし、湿度が高くて空気がむぅ〜としている。ちょっぴり探検気分。灯りがなくて真っ暗な石室の中、持ってたミニライトを点灯させて見回し、フラッシュの明かりで写真を撮ったら、大きな水玉のようなものがいくつも写ってた。あれなんだろ?