10 台湾の巨木を巡る旅
わたしたちはいつだって自分たちのペースで歩きたい。旅も山も森も。だけれど、それが他国となるとなかなか難しいのはあたりまえ。今回、台湾でそれがかなったのは、レンタカーを確保できたから。ただし『地球の歩き方』にさえレンタカーの項目がない台湾。森歩きを実現できたのは、友人というつてがあったからにほかならない。

でも、自由に行動できる足を確保できたからって、森をめがけて行っても許可なく歩ける場所は限られるよう。訪れた拉拉山自然保護区は一般に開放され、気ままに歩ける数少ない森。台北からも近く、日帰りも十分可能な場所にある。ま、それは行ってみたからわかったことであって…。自然に関する情報はとても少ないのだ。

もう一つ行ったのは、阿里山森林遊楽区の森。森歩きはこの2つで、どちらも4kmほどを歩いた。阿里山の場合は、1kmにも満たない巨木群桟道に20本以上の木、全域で33本を見られるものの、しまいには見慣れてしまってよっぽどの木でないと驚かなくなってしまった。また、なにしろ台湾きっての大観光地であるから人出が多くて、感情的に観賞できないのがいただけない。それに比べると拉拉山は、コース全長4kmほどの山の中に点在する22本を見て歩くから、森をじっくり堪能できる。

ただし阿里山の周辺には、行ければこそのびっくり仰天が待っている。鹿林神木と水庫神木、立ち枯れの夫婦樹。この巨木を見ることができたから、道の渋滞という旧正月の災厄は、帳消し〜!

拉拉山
poto_album

← 写真をクリック!
map
阿里山&周辺
poto_album

← 写真をクリック!